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為替市場今日のまとめ【為替市場今日のまとめ】ドル・円は小じっかりの展開か、米経済指標で12月利上げ観測継続
(配信日:2017/10/18 17:25:23)
*17:25JSTドル・円は小じっかりの展開か、米経済指標で12月利上げ観測継続
[今日の東京市場]

 今日の東京市場で、ドル・円は小じっかり。112円14銭から112円54銭まで上昇し
た。日経平均株価が、前日比プラスマイナスを繰り返した後、12連騰になったこ
と。米国10年債利回りが2.29%台から2.31%台まで上昇したことを受けて、ドル買
い・円売りが優勢になった。

 ユーロ・円は131円97銭から132円36銭までじり高。ユーロ・ドルは1.1781ドルか
ら1.1748ドルまで下落した。

・17時時点:ドル・円112円50-60銭、ユーロ・円132円30-40銭
・日経平均:始値21374.66円、高値21402.76円、安値21317.67円、終値21363.05円
(前日比26.93円高)

【経済指標】
・南ア・9月消費者物価指数:前年比+5.1%(予想:5.0%、8月:+4.8%)

【要人発言】
・桜井日銀審議委員
「当面は現行の枠組みの下で、強力な金融緩和をしっかり推進」
「デフレではない状況にきたが、2%の物価目標を変える必要はない」
「足元は需給両面がバランスよく成長、とても良い状態にある」
「物価目標の実現を早めるために、過剰なことをやる必要はない」
「日銀のETF保有は全体としてそれほど大きくない、買い入れ変更を考えるのは早い」

[今日の海外市場]

 今日の欧米外為市場では、ドル・円は下値の堅い展開を予想する。今晩発表され
る米国の住宅関連指標は鈍化が予想されるものの、連邦準備制度理事会(FRB)の12
月追加利上げ観測は変わらず、ドルは売りづらい地合いとなりそうだ。

 前日発表された米国の9月輸入物価指数は前月比+0.7%(予想と8月は+0.6%)と
なり、目先のインフレ押し上げ要因と好感された。また、9月鉱工業生産は予想通り
プラスに転換するとともに、8月分が-0.9%から-0.7%に修正され、経済の成長持続
を背景にFRBの金融正常化方針が意識された。CMEグループが算出するFedウォッチ
によると、12月12-13日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを見込んで
いる市場参加者は9割超に達し、ドルは売りづらいだろう。

 今晩は、米国の9月住宅着工件数と9月住宅建設許可件数(以上21時半)の発表を
手がかりとした取引となりそうだ。いずれも前回を下回る見通しだが、着工件数と
建設許可件数はともに高水準での推移が続き、予想の範囲内であればドル売り要因
になりにくいとみられる。前日の10月NAHB住宅指数が68に大きく強含んだことか
ら、今晩の住宅関連指標にも上振れ期待が高まる可能性もあろう。

 一方、FRBの次期議長人事も引き続き材料視されよう。足元ではスタンフォード大
学教授でタカ派寄りとされるジョン・テーラー氏が有力候補の1人に躍り出たこと
で、前日も米国債利回りが一時上昇しドルを押し上げたようだ。ただ、トランプ政
権は雇用や生産の底上げ優先の政策を目指し、FRBに対しては低金利政策の維持を求
めるとの見方も根強い。このため、依然としてイエレン議長続投やパウエル理事就
任の可能性も残り、「テーラー議長」を見込んだドル買いは一服するかもしれない。

【今日の欧米市場の予定】
・17:30英・6-8月ILO失業率(予想:4.3%、5-7月:4.3%)
・20:00米・MBA住宅ローン申請指数(先週)(前回:-2.1%)
・21:00ダドリーNY連銀総裁とカプラン米ダラス連銀総裁が討論会参加
・21:30米・9月住宅着工件数(予想:117.5万戸、8月:118.0万戸)
・21:30米・9月住宅建設許可件数(予想:124.5万戸、8月:127.2万戸←130.0万戸)
・03:00米地区連銀経済報告(ベージュブック)

《KK》

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