海外旅行で使えるおすすめのクレジットカード6種!保険やコスパを比較した最強カード

海外旅行におすすめのクレジットカード
海外旅行に行くときに便利に使える、お得さと安心の両方を兼ね備えたおすすめクレジットカードを6枚厳選しました。

海外旅行でクレジットカードを利用すれば、旅行中に多額の現金を持ち歩かずに済みます。

カード付帯の保険や特典も受けられれば、旅行中にトラブルなどが起こったときにも心強いです。

付帯保険の補償内容や特典の内容はカードの種類によって異なるため、利用の方法や海外に行く頻度に合わった適切なカードを選ばなければいけません。

本記事では自分の使い方にマッチするカードを海外旅行に持参できるよう、以下の項目をピックアップして紹介。

  • 海外旅行での利用におすすめのクレジットカード6枚
  • コスパの良さを重視したいときの選び方
  • 保険や補償の充実度を重視するときの選び方
  • セキュリティ面を重視するときの選び方と注意点
目次
  1. 海外旅行での利用におすすめの便利でお得なクレジットカード6種類
  2. コスパ重視派なら海外旅行の頻度や利用方法に合わせてクレカを選ぶ
  3. 海外旅行保険や補償の充実度で選ぶなら種類や適用条件も要確認
  4. セキュリティの高さやトラブル対応を重視したい人の選び方と注意点
  5. 海外旅行での支払いでクレジットカードを利用するときのよくある質問

海外旅行での利用におすすめの便利でお得なクレジットカード6種類

当サイトが厳選した海外旅行で便利に使えるおすすめのクレジットカードは、以下の6種類です。

どのクレジットカードを選ぶのが良いか分からない人は、海外利用のメリットの中から自分が1番重視したい項目を軸に発行するカードを決めましょう。

海外旅行でクレジットカードを利用するメリット

  1. 盗難や不正利用への補償がある
  2. 多額の現金を持たなくてもいい
  3. 身分証明書として利用できる場面がある
  4. 保険や補償のサービスで旅行中のトラブルに備えられる
  5. 両替所よりも安い手数料で現地通貨をキャッシングできる
  6. 空港ラウンジやトラベルサポートを無料で利用できる

現金を街中などで持ち歩く必要がなく、盗難や不正利用へのサポートがあるのは、どの種類のクレジットカードでも共通しています。

クレジットカードの海外利用で不安と言えばスキミングですが、不正利用の補償によりお金が返ってくるため過度に恐れる必要はありません。

補償やトラベルサービスの有無はクレジットカードごとに内容が異なるため、よく比較検討する必要があります。

クレジットカード 特徴 年会費
エポスカード
エポスカードの券面画像
年会費無料でも充実した補償を受けたい人におすすめ! 無料
楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカードの券面画像
プライオリティ・パスや自動付帯で利用できる保険が魅力 11,000円
JCBカードS
JCBカードSの券面画像
スマホのディスプレイ破損補償付き 無料
三井住友カード ゴールド(NL)
三井住友カード ゴールド(NL)の券面画像
年会費無料で利用可能にできるゴールドカード 5,500円
年100万円以上利用で翌年以降無料
ACマスターカード
ACマスターカードの券面画像
海外の現地通貨キャッシングが便利 無料
学生専用ライフカード
学生専用ライフカードの券面画像
学生は保険が自動付帯され、海外利用で3.0%キャッシュバックでがありお得 無料

保険や補償の内容とカード特有の特典は、カードランクが高ければ高いほど充実している傾向です。

年会費とサービス充実度のバランスが取れているかや、ポイント還元率にも注目して自分に生活に合うクレジットカードを選びましょう。

エポスカードは年会費無料でも病気やケガでの緊急時サポートが充実

項目 詳細
申込条件 18歳以上(高校生を除く)
年会費 永年無料
基本還元率 0.5%
国際ブランド Visa
海外旅行傷害保険 ・傷害死亡・後遺障害:最高3,000万円
・傷害治療:200万円
・疾病治療:270万円
・賠償責任:3,000万円
・救援者費用:300万円
・携行品損害:20万円
※いずれも利用付帯
その他補償 不正利用全額補償(61日前利用分まで)
サポート ・緊急医療アシスタンスサービス(日本語)
・24時間日本語対応サポートデスク
・海外旅行時は限度額の一時増額可能
  • 年会費は無料でも保険のカバー範囲が幅広い
  • 緊急時や困ったときに日本語の電話サポートが受けられる
  • 不正利用されても全額補償だから海外での利用も安心

エポスカードは、年会費永年無料のカードとは思えないほど、保険や緊急サポートが充実しているのが特徴のクレジットカードです。

治療をともなう病気のときには最高270万円まで保険金でカバーでき、日本語の緊急医療アシスタンスサービスも利用できます。

日本語の緊急医療アシスタンスサービスでは、以下の対応が受けられます。

  • 事故時の対応について相談できる
  • 保険の補償内容や保険金の請求方法を説明してもらう
  • 最寄りの病院や日本語が使える病院を探してもらう

海外で困ったときに日本語でサポートしてもらえるため心強く、海外でのトラブル時にも何をしていいか分からないと不安に思う必要もありません。

緊急医療アシスタンスサービスは日本語でサポートするだけでなく、医療機関の紹介や現地で支払う医療費を立て替えられる医療費キャッシュレスサービスにも対応。

治療保険が付帯していても現地で一旦支払う必要があるため、医療費キャッシュレスサービスに対応していないと現地で予定外の多額の出費が発生します。

医療以外の緊急時も24時間利用できる日本語デスクがサポートしてくれるため、初めての海外旅行で不安が多い人にも心強いカードです。

年会費無料でも補償面を充実させたい人は、海外旅行にはエポスカードを選びましょう。

楽天プレミアムカードはプライオリティ・パス付帯で年会費以上のメリットあり

項目 詳細
申込条件 20歳以上の安定収入がある人
年会費 11,000円
基本還元率 1.0%
国際ブランド Visa、MasterCard、JCB、AmericanExpress
海外旅行傷害保険 ・傷害死亡・後遺障害:最高5,000万円(自動付帯は4,000万円まで)
・傷害治療:300万円
・疾病治療:300万円
・賠償責任:3,000万円
・救援者費用:200万円
・携行品損害:50万円(自動付帯は30万円まで)
※ことわりがないものは自動付帯
その他補償 ・ショッピング補償:300万円
・不正利用補償(60日前利用分まで)
サポート・特典 ・トラベルデスク(44か国で対応)
・24時間緊急デスク
・プライオリティ・パス会員カード無料発行
・手荷物無料宅配サービス(トラベルコース優待)
  • 年会費469米ドル相当の特典が得られるプライオリティ・パス会員カードを無料発行
  • 海外旅行傷害保険は自動で付帯するため持っているだけでもOK
  • 日常の利用時でも楽天ポイントが貯まりやすい高還元率カード

楽天プレミアムカードは、プライオリティ・パスの無料発行特典が得られるだけでも年会費以上の価値があるお得なクレジットカードです。

付帯している特典は、年会費469米ドル(1ドル=155円で約72,000円相当)相当の内容。

世界各国にある1,500か所の空港ラウンジを、回数は無制限で無料利用できます。

空港ラウンジの利用では「軽食やドリンクをゆっくりと楽しみたい」「空港でも仕事に時間を使いたい」など、利用目的や希望に合わせて時間が使えて便利です。

楽天のハイランクのカードとあって、自動で付帯する保険が充実しているのも嬉しいメリットです。

利用による付帯ではなく、楽天プレミアムカードを発行すれば自動的に保険の適用が受けられます。

海外旅行に行く頻度が多い人は、持っているだけでもお得感が満載な楽天プレミアムカードを選びましょう。

※2025年1月から年5回に変更

JCBカードSは充実した特典とスマホのディスプレイ破損保険が特徴

項目 詳細
申込条件 18歳以上かつ、本人または配偶者に安定継続収入のある人
高校生を除く18歳以上の人
年会費 永年無料
※ETCカードや家族カードも無料
基本還元率 0.5%
※年間100万円以上利用で翌年0.75%
 年間300万円以上利用で翌年1.0%
国際ブランド JCB
海外旅行傷害保険 ・傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円
・傷害治療:100万円
・疾病治療:100万円
・賠償責任:2,000万円
・救援者費用:100万円
・携行品損害:20万円
※すべて利用付帯
その他補償 ・ショッピング補償:100万円(海外利用分のみ)
・JCBスマートフォン保険:年間3万円(1事故1万円まで)
・第三者の不正利用は全額補償(60日前まで)
サポート・特典 ・JCBプラザでのトラベルサポート
・JTBグローバルアシスタンス 海外緊急サポートデスク(日本語相談可能)
・JCBクラブオフ
  • 付帯保険でスマホのディスプレイ破損が直せる
  • 番号を券面に記載しないナンバーレスカードも選べる
  • JCBクラブオフの優待利用で航空券や海外ホテルの割引あり

JCBカードSは、他の年会費無料カードには見られないスマホのディスプレイ破損補償というレアな保険も付帯しているのが特徴です。

旅先でうっかりスマホを落としてディスプレイが割れても、JCBスマートフォン保険なら1回あたり1万円、年間で最高3万円まで保険金が出ます。

クレジットカードの券面に番号を表示しないナンバーレスカードも選べるため、番号の盗み見による被害にも遭いにくくセキュリティ面でも安心。

JCBクラブオフを利用して旅行の予約をすると、ホテル代や航空券の割引のサービスも受けられてお得です。

JCBクラブオフで得られる特典の例は以下の通り。

  • 航空券+ホテルのパッケージツアー利用でAmazonギフト券プレゼント
  • パッケージツアーの料金が3.0%~5.0%オフ

JCBブランドならではのスペシャルな特典やサポートを、年会費無料で受けたい人はJCB Sを利用しましょう。

JCB WとJCB Sは何が違う?

JCBには、年会費無料で利用できるカードとしてJCB Wもあります。

JCB Wは、ポイント還元率がいつでも2倍(基本還元率1.0%)とSよりもポイントを貯めやすいのが大きな特徴です。

しかし、以下の2点ではSの方にメリットがあります。

  • JCB Wに申し込める対象は39歳以下と年齢制限がある
  • JCB Wではスマートフォン保険とクラブオフ優待の特典がない

クラブオフ優待を使って旅行予約をしたい人、スマホ画面をよく割ってしまう人はJCBカードSの方がメリットが得られます。

三井住友カード ゴールド(NL)は低コストでもゴールドランクの特典が受けとれる

項目 詳細
申込条件 高校生を除く満18歳以上かつ、本人に安定した継続収入がある人
年会費 5,500円
※年間100万円利用すると翌年以降無料
基本還元率 0.5%
国際ブランド Visa、Mastercard
海外旅行傷害保険 ・傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円
・傷害治療:100万円
・疾病治療:100万円
・賠償責任:2,500万円
・救援者費用:150万円
・携行品損害:20万円
※すべて利用付帯
その他補償 ・ショッピング補償:300万円(購入日の翌日~200日以内)
・不正利用補償(利用~60日後まで)
サポート・特典 ・宿泊予約・空港ラウンジサービス
・VJデスク(日本語のトラベルサポートデスク)
・三井住友海上の緊急アシスタンスサービス
  • 年会費無料なのにゴールド特典の空港ラウンジや優待が利用できる
  • が海外での急なケガや病気も24時間緊急アシスタンスサービスがサポート
  • 年間100万円を利用すると継続特典として10,000ポイントプレゼントがある

三井住友カード ゴールド(NL)は、年会費無料にもかかわらずゴールドランク特典も利用できるコスパの良さが魅力。

年会費無料になる条件は年間100万円利用のため、メインカードとして利用する場合には条件クリアは難しくありません。

海外旅行ではまとまった出費をする人も、クレジットカードで支払うことで無理なく100万円を達成できる可能性があります。

ゴールドならではの特典としては国内やハワイの空港ラウンジが無料で利用でき、治療費用で補償を受けた場合には補償額は一般カードより大きくなります。

カードの種類 傷害死亡・後遺障害 ・傷害治療
・疾病治療
賠償責任 救援者費用 携行品損害
三井住友カード ゴールド(NL) 最高2,000万円 100万円 2,500万円 150万円 20万円
三井住友カード(NL) 最高2,000万円 50万円 2,000万円 100万円 15万円

ゴールドカードの充実した補償は万が一に備えたい人にぴったりです。

緊急アシスタントサービスが海外で利用できるため、現地の病院にかかっても保険の補償金額内であれば立て替えの自己負担がありません。

ステータス性もあって低コストなカードを持ちたい人は、三井住友カード ゴールド(NL)を選びましょう。

ACマスターカードは海外キャッシングの手数料を安くしたい人におすすめ

項目 詳細
申込条件 20歳以上かつ安定した収入がある人
年会費 無料
基本還元率 0.25%
国際ブランド MasterCard
海外旅行傷害保険 なし
その他補償 なし
サポート・特典 なし
  • 現地通貨キャッシングの利息が0円になる
  • 最短で即日発行が可能だから旅行に行く直前でも間に合う

ACマスターカードは、現地通貨キャッシングの利息を節約したい人におすすめのクレジットカードです。

利息を安くできる理由は、キャッシングの即日返済が可能なため。

ACマスターカードでは、アコムのカードローン機能が付帯しており海外通貨をキャッシングできます。

借入残高は日本円ですぐにマイページへ反映されるため、インターネットにつながる環境であればWebやアコムのアプリから即日で返済が可能です。

翌月のクレジットカード支払日まで返済を待つ必要がなく、即日で返済すれば利息は0円で済みます。

付帯保険は一切なく補償面は弱いため、現地通貨キャッシング用に2枚目のカードとして海外旅行へ持って行くのが向いています。

アメックスグリーンは海外旅行の補償に強いですが、キャッシング機能が付いていません。

アメックスグリーンのような保証の特化型で、キャッシングはできないクレカのサブカードとして用意しましょう。

ACマスターカードはアコムの自動契約機(むじんくん)がある店舗に来店すると、最短で即日作成が可能です。

海外旅行の出発直前でも間に合う可能性があるため、キャッシング用としてカードを用意したい人はACマスターカードを発行しましょう。

学生専用ライフカードの魅力は還元率3%と自動付帯保険

項目 詳細
申込条件 ・満18歳以上満25歳以下かつ、大学、大学院、短期大学、専門学校のいずれか在学中の学生
・進学が決定している満18歳以上の高校生
年会費 無料
基本還元率 キャッシュバック:3.0%(海外利用分・10万円まで)
ポイント還元:0.5%
国際ブランド Visa、MasterCard、JCB
海外旅行傷害保険 ・傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円
・傷害治療:200万円
・疾病治療:200万円
・賠償責任:2,500万円
・救援者費用:200万円
・携行品損害:20万円
※在学中は自動付帯
その他補償 不正利用補償(60日前利用分まで)
  • 海外利用分は10万円までは還元率3.0%でキャッシュバック
  • 在学中の人は海外でのケガや病気に手厚い保険が自動付帯で付いてくる

学生専用のライフカードは、海外利用で10万円分までは3.0%のキャッシュバックが受け取れる高還元率が魅力です。

一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.5%~1.0%のため、3.0%の還元率はかなり高くてお得。

海外旅行で10万円を利用すればキャッシュバックは3,000円分になり、一般的なカードより2,000円~2,500円分も多くのポイントを受け取れます。

学生は海外旅行傷害保険が自動で付帯しているため、補償内容が手厚いのも大きなメリット。

ケガや病気で病院にかかった場合にも200万円まで保険金で補償されるため、高額になりがちな海外での医療費もカバーします。

海外アシスタンスサービスも用意され以下のサービスが受けられるため、初めての海外旅行で不安な人も相談しやすいです。

  • 交通機関や天気に関する情報の提供
  • 現地の習慣についてのアドバイス
  • ショッピングやイベント情報の案内
  • クレジットカードやパスポートの紛失・盗難時の手続き案内
  • 病気やケガをしたときの現地の病院紹介
  • 大使館や領事館への連絡先の案内

海外旅行中だけでなく、短期留学に行く学生にとってもお得さと利便性どちらの面からもおすすめです。

コスパ重視派なら海外旅行の頻度や利用方法に合わせてクレカを選ぶ

海外旅行用のクレジットカードをコスパで選びたいのなら、海外に行く頻度や普段の利用方法に合わせて発行するカードを決めましょう。

  • 海外旅行に滅多に行かない人は年会費無料を選ぶ
  • 国内でもメインカードとして利用するなら還元率に注目
  • 海外に行く頻度が多い人は特典を重視するのもおすすめ
  • 海外利用の手数料はどのカードを選んでも差が小さい

年会費はクレジットカードを持っている限り発生し続けるコストのため、利用頻度が低いのなら無料のカードを選びましょう。

国内でもメインカードとして頻繁に使う予定なら、ポイントの高還元率が狙えるカードに注目です。

年に何回も海外旅行に行く人は、空港ラウンジの無料利用特典や優待割引の利用回数が多いほどお得感があります。

クレジットカードを海外で使うときにかかる海外利用手数料は、選ぶときの比較基準から外しても影響はさほど大きくありません。

重視したいポイントを定めて、自分の利用方法に合うカードを発行しましょう。

固定費を抑えたいなら毎年支払いが発生する年会費が安いカードを選ぶ

固定費を抑えながら海外旅行用クレジットカードを持ちたいのなら、年会費が無料や安いカードを選びましょう。

海外旅行の機会がそれほどない人は、年会費の安さを重視するとカードを維持しやすいです。

年会費の支払いはカードの使用頻度に関わらず、毎年必ず支払う必要があります。

カードを維持するための費用なので、1度しか行かない海外旅行のために年会費が高いクレカを選ぶと、コスパが悪く余計な出費に感じてしまいます。

海外旅行の補償が充実しているタイプのクレジットカードは、いずれも年会費は5,000円以上と高額な傾向。

「旅行以外の用途では使わない」と割り切っているなら、年会費が無料で低コストで維持できるクレジットカードが最適です。

エポスカードは、年会費が無料で海外旅行の保険が充実しています。

学生であれば、学生専用ライフカードは年会費無料でも保険が自動付帯しているので、たとえ利用していなくても持っているだけでお得です。

コスパとともに旅行先での利便性を重視するなら、ACマスターカードは1枚持っておいても損はありません。

即日返済で利息が抑えられるキャッシング機能と世界中で使えるMastercardブランドの組み合わせは、現地通貨で買い物をしたい人に向いています。

コストを抑えて海外旅行で使えるクレジットカードを維持するなら、年会費無料でお得に使えるカードから選びましょう。

国内の買い物で日常利用もするならポイント還元率の高さに注目

国内の買い物でもメインで利用できるクレジットカードを作るなら、ポイントの還元率の高さに注目しましょう。

基本の還元率を比べるだけでなく、よく利用する店舗やECサイトで高還元率が狙えるかも大事なポイントです。

海外旅行におすすめできるクレジットカードの中で、国内利用での高還元率が期待できるカードは以下の2つです。

クレジットカード名 基本還元率 還元率アップ
楽天プレミアムカード 1.0% ・楽天市場:常時3.0%以上、誕生月には4.0%以上
・楽天トラベル:3.0%(トラベルコースを選択時)
・楽天証券での投信積立:1.0%
三井住友カード ゴールド(NL) 0.5% 対象店舗でVisaかMasterCardでスマホタッチ決済をすると7.0%還元
・対象店舗例セブン-イレブン
・ローソン
・マクドナルド
・サイゼリヤ
・ガスト
・はま寿司
・ドトールコーヒー
・ユニバーサルスタジオジャパン

楽天プレミアムカードは、楽天関連サービスの決済でポイントが貯まりやすくなります。

お買い物マラソンやスーパーセールといったキャンペーンを狙うと、10.0%超えの高還元率も珍しくありません。

コンビニや外食チェーン店での利用は、三井住友カード ゴールド(NL)のスマホタッチ決済で支払うといつでも7.0%の高還元率が得られます。

三井住友カード ゴールド(NL)は、年間100万円以上(1ヶ月に約83,000円)を利用すると毎年10,000ポイントのプレゼントもあります。

お得なタイミングや特典をチェックして利用すれば、基本還元率以上の高ポイントの獲得も可能です。

普段使いでも海外旅行でも楽しみたい人は、基本還元率が高く日常的に利用する場所でポイントアップしやすいクレジットカードを発行しましょう。

空港ラウンジや割引の優待特典は利用頻度が高いほどお得感あり

クレジットカードに付帯している空港ラウンジの利用や優待の特典は、使う頻度が高ければ高いほどお得感が増します。

空港ラウンジを利用できる特典は、主に年会費が必要なゴールドランク以上のクレジットカードに付帯。

空港ラウンジ特典では、国内主要空港のラウンジを無料で利用可能で、混みあう待合室を避けて搭乗時間までの時間をゆっくりと過ごせます。

楽天プレミアムカードにはプライオリティ・パスが特典として付帯しており、国内外で1,500以上の空港ラウンジが無料で利用できます。

飛行機を利用する頻度が高い人は、豪華な空港ラウンジ特典はメリットがありクレジットカードを選ぶ1つの基準になります。

買い物時やサービスの予約をするときにはまず優待特典をチェック

クレジットカードには様々な種類の優待特典があり、旅行にまつわるものから普段の買い物まで様々な割引が受けられます。

特に優待が豊富でお得感があるのは、年会費無料で所有できるJCBカード Sのクラブオフ優待です。

宿泊施設やホテルレストランの割引をはじめ限定セールの招待まで、利用すればするほどお得感が増す特典が様々なジャンルから選べます。

公式サイトで更新される情報を頻繁にチェックできる人は、優待の種類の多さもクレジットカードを選ぶときの基準にしましょう。

どのカードを選んでも海外利用手数料は2%程度で大差はない

カード会社が設定する海外利用手数料は、2024年5月現在どこを選んでも2.0%程度でカード会社ごとに比較しても大差はありません。

カード会社の主な手数料

  • JCB:1.6%
  • エポスカード:2.2%
  • 楽天カード:2.2%
  • 三井住友カード:2.2%
  • ライフカード:2.2%

※2024年5月24日時点

クレジットカードの海外利用でかかる海外利用手数料とは、日本円から現地通貨に換算する際に必要となるコストです。

国内利用なら1回払いにすると手数料はかかりません。

海外でクレジットカードを利用する場合は、支払回数に関わらず1回払いであっても海外利用手数料がかかります。

少しでも手数料が安く抑えられるカードを優先するなら、現時点(2024年5月)で最も海外利用手数料が低いJCBのカードを選びましょう。

しかし、手数料の計算に大きな影響を与えるのは、各社の手数料率よりも為替レートの変動なので、利用時にはこちらも注意しましょう。

海外利用手数料を算出する方法

決済金額(現地通貨)×各国際ブランドの決済為替レート(円)×各社所定の手数料割合

それぞれの国際ブランドの決済為替レートは常に変動しており、どこのブランドを利用すれば安いかは事前には分かりません。

海外利用手数料についてはあまり細かく考えすぎず、ポイント還元率や年会費など他の項目で比較検討を進めましょう。

海外旅行保険や補償の充実度で選ぶなら種類や適用条件も要確認

クレジットカードに付帯する保険や補償を重視して選ぶなら、付帯保険の種類や適用される条件も含めて詳細を確認しましょう。

補償の充実度をメインにカードを選ぶとき、重視すべきポイントは以下の4つです。

  • 障害保険以外に付帯する海外旅行保険の補償一覧
  • 治療費の補償額はカードのスペックに比例する
  • 現地の買い物にはショッピング補償付きが安心
  • より安心して海外旅行ができる保険や補償

クレジットカードの付帯保険で受けられる補償は、カードを所持しているだけで必ず受けられるとは限りません。

例えば旅先でケガをしたとき、治療で全快が見込まれる場合には傷害治療費として保険金が支払われます。

しかし、ケガの具合やケガをしたときの状況によっては補償の対象外になるケースも。

補償を有効にするためには、旅費を対象のカードで支払ったり、現地でカードを利用したりと細かい条件もあります。

保険・補償面の充実を重視してクレジットカードを選ぶ人は、自分が必要とする補償が備わったカードを選びましょう。

クレジットカードに付帯する海外旅行保険の種類と補償一覧

クレジットカードに付帯する海外旅行で使える主な保険や補償は以下の通りです。

海外旅行傷害保険の補償 詳細
傷害死亡・後遺障害 事故に遭って亡くなる、または治る見込みのない障害が残った場合に保険金が支払われる
傷害治療 ケガが発生したときの治療費や、治療に関わる費用
疾病治療 風邪や食中毒に感染したときの治療費、治療に関わる費用
※持病による治療は対象外なケースが多い
賠償責任 商品を破損しまったり、他人にケガを負わせたりしたときの賠償費用
救援者費用 クレジットカードの所有者が不慮の事態に巻き込まれたとき、家族が現地へ向かうための必要費用(交通費や宿泊費など)
携行品損害 スマホやカメラを紛失した、鞄を窃盗された、火災に遭い荷物を焼失したときなどに補償される
※保険金額内で、時価相当額もしくは修理費を補償

海外旅行傷害保険は、主に上記の6項目で構成されているのが一般的です。

それぞれ保険ごとに補償の上限額が設定されており、年会費無料カードの中でも補償の手厚さには差があります。

海外旅行に行くときには、少なくとも海外旅行傷害保険は付帯しているクレジットカードを選びましょう。

旅行傷害保険以外の補償も付帯するクレジットカードもある

旅行傷害保険以外に、航空便遅延費用に対応する補償やショッピング関連の補償が付帯しているクレジットカードもあります。

海外で高額な買い物をする予定がある人や飛行機に乗る機会が多い人にとって、これらの補償があるカードは万が一のときに安心です。

航空便遅延費用で発生する補償の内容は、以下の通り。

航空便遅延関する補償 詳細
乗継遅延費用 航空機の乗り継ぎ時に、到着便が遅延して出発便に間に合わなかったときのホテル代食事代
出航遅延・欠航・搭乗不能 悪天候が原因の遅延や欠航、業務上の不備により乗る予定の航空便に乗れなかったときの、代替便に乗れるまでの食事代
受託手荷物遅延 到着が遅延している荷物に生活必需品が含まれており、新規で購入が必要になったときの購入費用
受託手荷物紛失 紛失した荷物の中に入っていた生活必需品の購入費用

飛行機の遅延や欠航により急きょ発生する費用は、航空会社からの補償が受けられないケースも少なくありません。

クレジットカードに遅延に関する補償特約が付帯していると、急な出費も補償により補填できます。

ショッピングの機会が多い人や不正利用に対策したい人向けの保険や補償は、主に以下の内容です。

その他海外旅行で利用できる保険や補償 詳細
ショッピング補償 一定の期間内に、購入した物が破損や盗難にあった場合に購入金額を補償
不正利用補償 不正利用が発覚し、カード会社に連絡した日から、60日前までさかのぼり補償されるケースが多い

ショッピング補償では、買った物の破損や盗難にあったときに購入代金相当の金額が補償されます。

購入からの期間や購入した物の価格制限はクレジットカードによって異なるため、ショッピング補償を重視する人は条件をよく比較しましょう。

近年クレジットカードの不正利用は増加傾向にあるため、不正利用補償は海外利用に限らずあった方が安心です。

病気やケガの治療費補償はカードスペックにより保険の金額が異なる

海外旅行時に病気やケガをしたときの治療費補償は、カードのスペックにより保険金が異なります。

海外旅行傷害保険では、保険金の最高金額のみを分かりやすく表示しているケースが多いです。

最高金額の保険金が出るケースは、死亡や後遺障害が残るなど重大なアクシデントに見舞われたときに限られます。

治療費補償の充実度を重視するなら、傷害治療や疾病治療といった種類別の金額や条件も含めて保険の概要を詳細まで確認しましょう。

年会費無料で充実した補償が受けられるカードは?

一般的にステータスが高いカードほど保険金額は大きくなりますが、年会費無料でも好条件の補償が受けられるカードがあります。

年会費無料で補償面が充実したカードなら、エポスカードの補償が手厚いです。

エポスカードの海外旅行傷害保険の条件は、傷害治療と疾病治療に対する補償額が他社のゴールドカードクラスに匹敵します。

クレジットカード名 傷害治療 疾病治療
エポスカード 200万円 270万円
楽天プレミアムカード 300万円 300万円
三井住友カード ゴールド(NL) 100万円 100万円

海外では日本で治療を受けるよりも治療費が高額になるケースが多く、補償の保険金額が大きいほど安心できます。

大きな病気やケガをしなかったとしても、旅行先では軽い体調不良やレジャー中のアクシデントはつきもので、病院を利用するケースも少なくありません。

外務省の公式Webサイトでは、ハワイで入院した際の治療費が3,800万円もの高額となり、全額負担となったケースを紹介しています。

40代女性Bさんは、ハワイで海水浴中に溺れ、急ぎ病院に搬送され、ICUで治療をうけました。幸い、3日後に退院できましたが、海外旅行保険に加入していなかったので、医療費は全額自己負担でした。
米国の医療費は高額なことが知られています。ましてやICUともなれば、その医療費はぐっと高くなり、総額1千万円を超えることも珍しくなく、数千万に達したケースが報告されたこともあります。実際に、ある海外旅行保険会社によると、ここ5年間で扱った日本人医療費の最高額は、病気でハワイにある病院のICUで治療を受けたケースで3800万円だったそうですが、こちらは全額が海外旅行保険の適用となり、ご家族の金銭負担はありませんでした。
引用:海外邦人事件簿|Vol.64 旅先で入院したら医療費が嵩む

ICUまで至らなくても、数日の入院でも莫大な医療費がかかる可能性があります。

1泊2日ほどのショートトリップで近場の国へ旅行するなら、年会費無料のクレジットカードでもある程度のカバーが可能です。

万が一に備えておきたいなら、年会費が高額でもできるだけ高い補償金額が受けられるクレジットカードを選びましょう。

ショッピング補償は年会費が安いカードでは付帯していないケースもある

買い物時に安心なショッピング補償は、年会費が安いカードでは補償が付帯していないケースがあります。

ショッピング補償があることで、不良品や盗難といった海外での買い物の不安を軽減してくれます。

海外でも不安なくショッピングを楽しみたい人は、ショッピング補償の有無と適用条件をよく比較して選びましょう。

ショッピング補償が付帯するおすすめクレジットカード

クレジットカード名 保険金額 補償の条件
JCBカード S 最高100万円
※ 事故1件につき自己負担額は1万円
海外利用分のみ
購入日~90日間
楽天プレミアムカード 最高300万円
※  事故1件につき自己負担額は3,000円
1つ1万円以上の商品が対象
購入日~90日間
三井住友カード ゴールド(NL) 最高300万円
※ 事故1件につき自己負担額は3,000円
購入日もしくは購入日の翌日~200日間

自己負担額とは、 ショッピングで損害を受けた金額のうちカード保有者が負担する金額を言います。

三井住友カード ゴールド(NL)は自己負担額が1事故につき3,000円で済み、補償する期間が200日間と長いのが特徴です。

商品の購入価格や利用する場所について条件がないため、ショッピングをメインで海外旅行に行く人に向いています。

JCBカード Sのショッピング補償は海外で購入した商品にのみに適用され、国内でのショッピングで購入した商品は補償されません。

海外旅行を目的としてカードを発行する人にとっては便利でも、メインカードとして日常でも使いたい人には補償が不足する可能性もあります。

食料品や医療補助具(例:メガネやコンタクトレンズ)の購入は補償対象外なので、前もって対象になる商品リストを確認しましょう。

航空機遅延や携行品に対する補償の付帯は海外旅行の安心感を高める

不測の事態にも準備しておきたい人は、航空機遅延や携行品の破損や盗難に対する補償の有無も確認しましょう。

携行品損害についての補償は、年会費無料のカードでも10万~20万円程度までならば保険金が出るケースも多いです。

飛行機での移動中にキャリーケースが盗難にあったり、破損により中身が紛失したりしたときに補償を受けられます。

とはいえ年会費無料のクレジットカードの補償額のみでは、紛失分をすべてカバーできない可能性も。

  • 旅行先で高級ブランド品を購入した
  • 日本では入手不可な商品を買った
  • ノートPCを入れていたリュックが盗難された

上記のようなケースでは、たとえ補償が受けられても満足には感じられないトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

盗難への対策をするのはもちろんですが、不要に高価な物を持って行かないなど事前準備を徹底しましょう。

年会費が39,600円と高額なアメックスのゴールドプリファーカードでは、携行品損害で50万円まで補償が受けられます。

どうしても高額な商品を持ち運ぶ必要がある人は、携行品損害の補償金額も踏まえてカードを選びましょう。

航空便遅延費用補償が付帯するカードは限られている

航空便遅延費用の補償に対応するのは、ハイランクなクレジットカードに付帯している傾向があります。

航空便遅延費用特約を付帯するクレジットカードの例

  • JCBゴールド(年会費11,000円)
  • 三井住友カード プラチナプリファード(年会費33,000円)

ハイランクなカードは年会費が高くなり、一般カードと比較して審査も厳しくなります。

航空便遅延費用特約だけが必要ならば、クレジットカードの付帯保険ではなく海外旅行保険の補償を上乗せ可能な保険商品も検討しましょう。

セキュリティの高さやトラブル対応を重視したい人の選び方と注意点

セキュリティの高さやトラブル発生時の対応を重視したい人は、以下のサービスがあるかを確認しましょう。

  • 日本語対応のデスクがあるか
  • タッチ決済やスマホ決済へ対応しているか

不測の事態が旅行先で起きたとき、日本語でサポートしてくれるデスクがあると落ち着いて状況を説明して対応できます。

タッチ決済やスマホ決済の対応は、カードを相手に渡さずに利用できるため不正利用を防ぎやすいです。

トラブルが起きたときに対応するための事前準備やコツも押さえておきましょう。

  • 利用明細は必ずその場で確認
  • カード会社の連絡先は出発前にメモなどに控えておく
  • カード裏面の直筆サインは漢字で書く

クレジットカードで決済したときは、必ず決済内容が合っているかをしっかりチェックしてください。

旅行に出発する前に何かあったときに頼れるカード会社の連絡先を調べ、カード裏面にサインを忘れず書きましょう。

日本語対応のデスクがあると緊急トラブルに素早く対応できる

カード会社による日本語対応デスクのサポートがあると、緊急トラブルの発生時に説明しやすくスピーディーに対応できます。

カードやパスポート紛失などのトラブルだけでなく、日本語での緊急医療アシスタンスサービスもあるとより安心です。

カード会社の日本語対応サービス例

カード名 緊急時の日本語デスク 日本語OKな緊急医療アシスタンスサービス
エポスカード
楽天カード
※各カードブランドのデスクに引き継がれる
三井住友カード
JCBカード
ライフカード
ACマスターカード ×
※MasterCardに問い合わせ
×

緊急時に日本語デスクがあれば「パスポートを失くした」「事故に遭ってしまいどうすればいいか分からない」などのトラブル時に日本語でサポートを受けられます。

日本語対応の緊急医療アシスタンスサービスでは、最寄りにある病院や日本語が使える病院を探してもらえるので現地に詳しくなくても安心です。

電話対応ではなく、現地で直接スタッフと話をしてサポートを受けたい人にはJCBカードがおすすめ。

JCBカードの所有者は、世界各国の主要都市にあるJCBプラザや緊急サポートデスクへの直接来店が可能です。

個人で海外旅行に行く人は、カード会社のサポートに頼るだけでなく現地の日本大使館・領事館の場所や連絡先も事前に確認しましょう。

タッチ決済やスマホ決済対応はスキミング被害に遭いにくい

タッチ決済やスマホ決済が利用できるクレジットカードは、自分の手元からカードが離れることがないのでスキミング被害に遭いにくいです。

キャッシュレス決済の利用が進んでいる地域なら、以下のタッチ決済を積極的に利用しましょう。

  • Visaのタッチ決済
  • Mastercardタッチ決済
  • JCBのタッチ決済
  • Apple Pay
  • Google Pay

カード券面でタッチ決済する方法なら、表面にも裏面にも番号の記載がないナンバーレスカードはさらに不正利用対策できます。

例えば、三井住友カード(NL)はカード本体に記載されるのは名前のみなので、番号の盗み見で悪用することはできません。

不正利用補償が付帯するとはいえ、自衛できる部分は率先して対策しましょう。

利用控えと利用明細の確認を怠らず不正請求を見落とさない

店頭でクレジット決済したら、利用控えや利用明細は必ずその場で詳細まで確認しましょう。

悪意のある店での決済時には、当初よりも値段を高くしたり高額なサービス料を加えたりする可能性もあります。

現地通貨ではなく日本円での決済が選べる場合にも注意が必要です。

日本円で決済する費用として上乗せできる手数料を高額に設定できるため、現地通貨で支払うよりも割高になる可能性があるためです。

現地通貨で支払う決済方法にすれば、上乗せされる手数料はカード会社が定めた2.0%程度の海外利用手数料だけで済みます。

価格が不明瞭になる決済方法は避け、店頭の現地通貨表示のまま決済する方が不正請求を防ぎやすくなります。

出発前の準備としてカード会社の連絡先を調べて緊急時に備える

出発前には、必ずカード会社の緊急連絡先をメモなどに控えておき無くさない場所に保管しましょう。

メモ自体を紛失する危険性にも備えて、カード番号はすべて書き写さず下4桁のみにとどめてください。

スマホのメモ機能にも保存しながら、紙に書いて保管しておけば二重で備えができます。

バッグごと盗まれたときにすべての控えを紛失しないよう、紙はスマホや財布とは別の場所に保管しましょう。

準備をせず海外旅行に行き、いざトラブルが発生して調べようとしても、日常とは違う環境でなおかつ混乱した状況の中ではスムーズに手続きができません。

カード裏面の直筆サインは漢字で書いておくと不正利用されにくい

裏面に署名する欄があるクレジットカードは、漢字で署名しておくと万が一盗まれたときもサインを真似しにくく、不正利用の防止につながります。

決済時に店側にサインを求められたら、カードの著名欄と同じ書き方でサインしましょう。

厳格に署名を管理している店舗では、決済時にカード署名欄を見比べてサインが一致しているかを確認します。

もし署名欄が空欄のままで使用しているのなら、必ず名前を書いて使用してください。

署名欄が空白のままで使用するのはカードの規約違反になり、不正利用された場合にも補償を受けられない可能性があります。

ただし署名欄のないクレジットカードであれば、サインは不要になります。

伝票にサインを求められたときには正しいサインで応じましょう。

海外旅行での支払いでクレジットカードを利用するときのよくある質問

海外での支払いでクレジットカードを利用するときの、よくある疑問や質問についてまとめました。

  • クレジットカードの海外旅行保険は長期間の海外滞在でも使える?
  • 海外でクレジットカードが使えないことはある?
  • 現金とクレジットでは現金での支払いが安全?
  • 2枚持って行くときに便利な組み合わせが知りたい

海外旅行でクレジットカードの補償や保険が適用される期間は、補償や保険ごとに決まっています。

海外でクレジットカードが利用できないケースや現金で支払うのとどちらが安全か知っていれば、カードを使うべきかどうかを判断しやすくなります。

海外旅行へクレジットカードを2枚持って行く人は、便利な組み合わせを理解して発行すると両者のメリットを活かせます。

疑問がある人はクレジットカードの申し込み前に詳細をチェックして、納得した上でカードを発行しましょう。

海外旅行保険は留学や転勤の長期滞在でも使える?

クレジットカードの海外旅行保険の適用期間は、出発から3ヶ月(90日)までの期限付きであるケースが大半です。

保険が自動で付帯する楽天プレミアムカードでも、保険の適用期間は出発した日から3ヶ月としています。

3ヶ月以内の滞在であればカード付帯保険でカバーできるので安心ですが、3ヶ月以上の長期滞在ならば別途海外旅行保険を契約しましょう。

海外でクレジットカードが利用できないのはどんなとき?

日本では使えたクレジットカードなのに海外で使えとき、以下の要因が考えられます。

  • 利用店舗では非対応の国際ブランドだった
  • カード会社の不正利用検知システムでブロックされた

クレジットカードには様々なブランドがあり、利用したい店舗が加盟している国際ブランドのカードしか使えません。

一般的にVisaは北米で加盟店が多く、ヨーロッパではMastercardの方が多い傾向です。

決済をする前に、自分の所持しているカードの国際ブランドマークがレジ付近にあるかを確認しましょう。

あまり海外旅行に行かない人は、いつもと違う利用パターンが検出されたことで決済不可となるケースがあります。

できれば海外に行く前に国外で利用する旨をカード会社に連絡し、セキュリティシステムに引っかからないよう調整を依頼しましょう。

クレジットカード払いよりも現金払いの方が安全?

クレジットカードでのショッピングは、仮に不正利用されてもカードの停止や補償があるためダメージは少なく済みます。

現地通貨を現金で持ち歩くと不正利用の心配はありませんが、現金の所持は盗難の危険性があり、「一度盗まれたらお金は戻ってきません。

多額の現金を持ち歩くには大きめの財布も必要になり、治安の悪い地域では目立ちやすく目を付けられる可能性もあります。

どちらも100%安全とは言えませんが、クレジットカードには補償が付帯しているため、万が一の事態にも被害を最小限にできるのはクレジットカードです。

クレジットカードを2枚携帯するならどの組み合わせがおすすめ?

海外旅行に行くときには、クレジットカードを2枚持っていると何かと対応できる幅が広がります。

  • JCBとVisaなど、異なる国際ブランドで組み合わせる
  • 現地通貨のキャッシング用とショッピング用で分ける

2枚選んで持って行くなら、利用機会が広がるよう国際ブランドは別々のカードを用意しましょう。

キャッシング利用で便利なカードと、ショッピング補償が手厚いカードを組み合わせるのもおすすめです。

カードのおすすめ組み合わせ例

  • エポスカードとJCBカード S
  • ACマスターカードと三井住友カード ゴールド(NL)
  • ACマスターカードとアメックスグリーン

楽天プレミアムカードは海外旅行に便利な自動付帯の保険とプライオリティ・パスの特典があるため、手持ちのカードに1枚加えるだけで海外旅行がワンランクアップします。

コスパや補償面などカード選びで重視したいポイントに優先順位を付け、自分の使い方にぴったりの組み合わせを選びましょう。

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