知る人ぞ知るミステリアスなスポット、地獄と極楽が一気に味わえる体験型洞窟「地獄極楽」があります。この洞窟は江戸末期、大衆教導の場としてノミで掘って造られ、当時のままを残している全国でも珍しい洞窟です。
まず、入り口を入ってすぐ閻魔大王の裁判を受けることになります。その後、牛頭・馬頭に引かれて地獄道(40m)を進むと奪衣婆(だつえば)が不気味に待っています。さらに進むと血の池地獄があり、赤鬼青鬼が待ちかまえています。
無事に地獄道を抜けると、ついに極楽道(30m)へと辿り着きます。途中で十三仏に助けられ、極楽浄土へと勢至菩薩と来迎弥陀が迎えてくれます。
そばにある縦穴を鎖づたいに5mほど登ると、その丘上が極楽浄土であり、阿弥陀如来をはじめ多くの菩薩と一緒に、すばらしい景色を楽しむことができるという構成です。
洞窟の中に地獄から極楽までのストーリーを表しているのは、全国でも唯一ここだけと言われています。