大分県北部の奇岩・奇峰で知られる耶馬溪の一角にあり、雄岳(標高758m)と雌岳(標高730m)からなる「九州百名山」の一つで、院内・安心院方面からは鋭く、玖珠方面からはなだらかな双耳峰を望むことができます。ここに群生するツクシシャクナゲ群落は県指定天然記念物にも選ばれており、毎年4月29日(昭和の日)にはシャクナゲ探勝登山会が行われ、九州各地や山口県などから多くの登山客が訪れます。頂上からは、北側に八面山や周防灘、南側には由布・玖珠の山々や久住山群を望むことができます。また、雌岳から雄岳へ下山して行くと辿り着く幅50cm~1mの尾根道は、その様相から「万里の長城」と呼ばれています。