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為替市場今日のまとめ【為替市場今日のまとめ】「ドル・円は底堅い値動きか、米コロナ再拡大や米中対立でドル選好」
(配信日:2020/07/03 17:09:47)
*17:09JST「ドル・円は底堅い値動きか、米コロナ再拡大や米中対立でドル選好」
[今日の東京市場]
ドル・円は上げ渋り、失速も底堅さを維持
 3日の東京市場でドル・円は上げ渋り。米独立記念日に伴うNY休場で薄商いのなか、
仲値にかけて107円44銭から107円57銭まで上昇した。その後ドルは買い一巡で失速した
が、ユーロ・ドルの弱含みや日本株高による円売りで午後も底堅い値動きが続いた。

・ユーロ・円は120円96銭から120円66銭まで値を下げた。
・ユーロ・ドルは1.1249ドルから1.1224ドルまで弱含んだ。

・17時時点:ドル・円107円40-50銭、ユーロ・円120円70-80銭
・日経平均株価:始値22,266.91円、高値22,312.44円、安値22,154.97円、終値22,306.
48円(前日比160.52円高)

【経済指標】
・豪・5月小売売上高:前月比+16.3%(暫定値:+16.3%、4月:-17.7%)
・中・6月財新サービス業PMI:58.4(予想:53.2、5月:55.0)
・独・6月サービス業PMI改定値:47.3(予想:45.8、速報値:45.8)
・ユーロ圏・6月サービス業PMI改定値:48.3(予想:47.3、速報値:47.3)

【要人発言】
・メルケル独首相
「あらゆるレベルでの合意なきブレグジットを用意:


[今日の海外市場]

 3日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米独立記念日に伴うN
Y市場の休場で閑散商いの見通し。短期的な懸念後退で円買いが弱まるなか、米国内で
のコロナ第2波や米中対立への警戒は続き、安全通貨のドルがやや選好されそうだ。

 前日発表された米国の6月雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想外に増加したほか
失業率は4月をピークに低下傾向が鮮明となり、雇用情勢の改善が示された。雇用は当
初の想定より回復が早まる、とのパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言
を裏付けた。ただ、同時に発表された新規失業保険申請件数や貿易統計が予想よりも悪
化したせいか、市場の鈍い反応が目立った。本日はNY休場で薄商いのなか、アジア市場
では日経平均株価のプラス圏推移を背景に円売りに振れるなか、狭いレンジ内での値動
きが続く。

 この後の海外市場も、方向感の乏しい展開となりそうだ。米雇用統計など重要イベン
トの通過に伴い短期的なリスクは後退し、円買い縮小を受け主要通貨は対円で下げづら
い値動きとなる見通し。一方、米国ではフロリダ州の新型コロナウイルスの新規感染者
数が過去最高となり、経済活動への影響は避けられないとの見方が広がる。また、香港
の自治侵害で中国当局者への制裁を可能にする「香港自治法案」が近く成立する方向
で、米中対立はさらに深まりそうだ。そのため、週末に向け有事に備え安全通貨のドル
が引き続き選好されよう。

【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・6月サービス業PMI改定値(予想:47.0、速報値:47.0)
・米国休場(独立記念日の振替休日)


《TY》

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