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為替市場オープニングコメント【為替市場オープニングコメント】【本日の円相場見通し】ドル・円は主に104円台で推移か、欧米株安を意識して円売り抑制も
(配信日:2020/10/29 08:30:20)
*08:30JST【本日の円相場見通し】ドル・円は主に104円台で推移か、欧米株安を意識して円売り抑制も
[為替市場オープニングコメント]

 28日のドル・円は、東京市場では104円56銭から104円16銭まで下落。欧米市場で
は、104円11銭まで下げた後、104円45銭まで反発し、104円33銭で取引終了。本日29日
のドル・円は、主に104円台前半で推移か。欧米株安を意識してリスク選好的な円売り
は引き続き抑制される見込み。

 フランス、ドイツなど欧州諸国における新型コロナウイルスの感染再拡大に対応し
て、各国政府は一般市民の行動規制措置を再び導入する。フランスのマクロン大統領
は28日、今週30日から12月1日までの期間で全国的な経済規制措置の導入を発表した。
ドイツでは、11月2日から30日まで、バー、レストラン、映画館、ジムは休業する。ウ
イルス感染の再拡大によって、10-12月期の欧州経済は再び悪化すると予想されている
が、ドイツ、フランスは経済の悪化に対応するための新たな経済対策を導入すると予
想される。また、ウイルス感染の再拡大で欧州中央銀行は年内に何らかの形で追加緩
和を実施する可能性は高いとみられる。

 なお、欧州連合(EU)は新型コロナウイルス危機からの復興の資金を調達するた
め、最大1兆ユーロ相当の債券発行を計画しているが、市場参加者の一部は「発行規
模の見直し(増額)が検討されてもおかしくない」と指摘している。

【テクニカル分析】
・短期:104.00円(9月21日安値)
・中期:101.19円(2020年安値)

【ドル売り要因】
・米追加経済対策の成立は大統領選挙後になるとの見方
・ウイルス感染の拡大懸念
・米低金利政策の長期化

【ドル買い要因】
・ウイルスワクチン開発・有効な治療薬の開発期待
・ウイルス感染拡大で欧州経済の悪化懸念
・米大統領選でバイデン候補が勝利し、民主党の両院支配が実現する可能性

ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/2
5)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時10
9円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに1
37円50銭(2018/2/2)まで買われた。ユーロ圏諸国におけるウイルス感染の再拡大に
よって、経済活動や一般市民の行動は一段と制限される。10-12月期のユーロ圏の経済
成長率は前期比マイナスとなる可能性が高まっており、リスク回避的なユーロ売り・
円買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。

【ユーロ売り要因】
・英国は通商合意なきEU離脱を選択する可能性
・ウイルス感染の再拡大
・フランス、ドイツで経済規制強化

【ユーロ買い要因】
・米国金利の先高観は一段と後退
・欧州復興基金への期待、ECBによる経済支援的な金融政策
・ウイルスのワクチン開発進展

[予想レンジ]
・ドル・円:103円80銭-104円80銭、ユーロ・円:122円00銭-123円00銭

[<国内>本日の為替関連スケジュール]
・日銀金融政策決定会合(最終日)
・15:30 黒田日銀総裁会見

[<海外>本日の為替関連スケジュール]
・17:55 独・10月失業率(予想:6.3%、9月:6.3%)
・18:30 英・9月住宅ローン承認件数(中銀)(予想:7.61万件、8月:8.47万件)
・19:00 ユーロ圏・10月景況感指数(予想:89.6、9月:91.1)
・21:30 米・7-9月期GDP速報値(前期比年率予想:+32.0%、4-6月期:-31.4%)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:77.0万件、前回:78.7万件)
・21:45 欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表
・22:00 独・10月消費者物価指数速報値(前年比予想:-0.3%、9月:-0.2%)
・22:30 ラガルドECB総裁会見
・23:00 米・9月中古住宅販売成約指数(前月比予想:+3.0%、8月:+8.8%)
・02:00 米財務省7年債入札


《MK》

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